演目は「眠れる森の美女」。
子供向けということで、あんまり本格的ではないのかなあと思ったけど、
いやいや、楽しめましたよ。
そもそも観に行こうと思ったのは、
ここ最近バレエを含む舞踊の世界に関わることが多いのに、ちゃんとバレエの幕物(というらしい)を通して見たことないのは
だめでしょ、と思ったのがきっかけでした。
(高校くらいのときに見たかもだけどもちろんもう記憶あまりない)
一番の疑問というかモヤモヤは、
言葉のない表現でどうやって物語を伝えるのか、でした。眠れる森の美女はストーリー知ってるけど、展開をどう運ぶのだろ、と。
これ、ちゃんと解消されましたよ、
今日のが子供向けだったこともあって解説がしっかりしてたから(笑)。いえ、解説があったからストーリーが分かったというわけではなく、
バレエ特有の、セリフの代わりの無言の仕草を解説してくれたからです。
例えば:
・手の甲で頬から顎を撫でる→「かわいい」「美しい」転じて「お姫様」・手のひらを頭に当てて、話す→「忘れる」
手話みたいで面白かったです。
バレエのコンクールなどで見るバリエーション(オペラで言うアリアみたいな?)
が、こういう話の流れの中で登場するのね、こういう役柄の人の踊りなんだね、というのがわかっただけでも、今日はなんかいろいろ繋がった感じでした。
「せっかく東京にいるので大都会にいることを活かした生活を送ろう」
が達成できた土曜日でした。出張のような旅行のような軽く仮の生活のような東京滞在、
これからも楽しみますよ。