2011年3月、中国、北京。かなり時間が経ってしまったけど、完全に忘れてしまわないうちに。
こういう記録的なものってすぐにその場で書くのが一番リアルで詳細で、情報量も多くなって、したがってその時の気持ちも文章にこもりやすいと思います。でもこうやって時間が経ってしまっても、書かないよりはましかなと感じてます。ということで10ヶ月も前のことだけど、いまさら日記。
これは仕事で行った北京旅行で撮ったもの。乗り換えのための数時間の滞在も数えると4回目の北京でした。生まれて初めての海外旅行が北京だったのが縁になったのか、何かと行く機会があるし、また気にいるようになりました。行くたびに興味が増す感じです。この時の滞在では自由にしていい時間はとても少なく、楽しみはほぼ食事のみ、というようなスケジュールでした。唯一、数時間開いたときには、同行した人にとっては初めての中国だったので、「これぞ!」的な場所へ。ということで天安門。故宮を見てまわる時間も天安門に登る時間もなかったけど、天安門広場の圧倒的な広さと実はそんなに赤くない赤い門はしっかり見てきました。
(ところで京都の御所でも感じたことなんだけど、広さ、というか何もない空間って権力の表現をするのに最適だと思いました。壮麗な宮殿も力を表すことはできるけど、何もない広場や庭の方が無言で存在を示すような、そんな感じがします。)
この日はちょうど、天安門の向かいの人民大会堂で全国人民代表大会が開かれていたので警備も厳しく、地下鉄の駅から天安門の前まで行くルートも限られていました。もちろん天安門そのものの前にも警備員がたくさん。カメラは向けても怒られませんでしたけどね。
この日は幸い天気もよくて、スモッグも黄砂もひどくなくて、もっとのんびりじっくり歩きまわりたかったんだけど、このあとバタバタとご飯を食べて仕事に戻りました。