その演者の50代の女性は、プロフィールによると高校までを関西で過ごし、大学入学から現在まで東京に住んでます。
まあ、お家の環境もあるのかもだし、やはり東京での生活が長いからか、話す日本語にはまったく関西の特徴はなく、
でも東日本の人の日本語の感じもしなくて、中庸な西日本の言葉だなあと思ってました。
ところが中盤、数字がたくさん出てくる話題になったとき、僕は聞き逃さなかった。
例えば、だけど「32」が「サンジュウニ」ではなく「サンジュウニイ」になって高低もこころもち派手に。
「ヨンセンナナヒャク」は「ヨン」は低く「ナナ」が高く。
で、あれ?あれ?と思ってるうちに数字はどんどん関西風に。さらにその数字が呼び水になったのか、
数字以外のところでもぽろぽろ上方の香りが立ち上り始めました。
結局、もちろん、完全に関西風に、ということにはならなかったけど、どうやら彼女の場合は
数字でスイッチが入っちゃったのでしょうね。
外国語にしろ方言にしろ、無意識に話す言葉を変えちゃう切り替えトリガーのようなものってやはりあるのでは、
と思った出来事でした。
Comments (2)
関西出身で東京在住20年以上の私は「上方の香り」(笑)が立つことは皆無だとずっと思っていました。
が、ちょっとした何か?が呼び水になり若干関西風味になることが最近出てきたのです。何故だか分かりませんが。
周りの人は気づかない程度でも自分では「あっ」と思います。
関西の方なんですか?と言われることがないので、言語のイントネーションや音に敏感な人はあまりいないんでしょうかね?
さすがKenさんだと…。本年もどうぞヨロシクです。
僕は6年ほど関西に住んでいたんですが、
関西の地名が会話の中に出てくると、それが
スイッチになっちゃいますね。
「新大阪」とかぐらいだったら大丈夫なんですが、
「天王寺」とか「阿倍野」、「京橋」とかになると・・(笑)
在京長いトミーさんでもたまに、とはやはり
「三つ子の魂百まで」なのでしょうね。