2010年9月6日。福江島、長崎。
堂崎教会にも行ってみました。この教会は現在は資料館になっています。レンガ造りなのは西洋風だけど、屋根は日本風な瓦。まさに和洋折衷です。教会のすぐ横はもう海。このときたまたま引き潮だったのが残念。
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堂崎教会は五島出身の聖ヨハネを記念して建てられたとのことで、展示されているものにも聖ヨハネに関連するものが多くありました。僕が一番心を動かされたのは「三次わん様」と書かれた小さな紙片。お守りのようにして信者が持っていたものです。最初は「三次わん様」って??とわからなかったのですが、しばらく考えてやっとわかりました。この教会に常駐していたのはフランス人の神父さん。「聖ヨハネ」はフランス語では「Saint Jean(=サン・ジャン)」。きっと信者の人たちには「サン・ジャン」が「三次わん」に聞こえたにちがいない!!一生懸命、自分の耳で聞いて日本語にして書き留めたことを思うとじーんと、温かい気分になります。たとえ文字であってもその名前を身近に置いておくというのはその人のそばにいるってことなのかなと思いました。