昼ごろおきて友達の家を後にし、バーゼル空港へ。
フライブルク駅からバーゼル空港までの乗客はなんと僕を含めて二人。
まあ正月だしね。
僕はバスがアウトバーンを通るはずだとふみ、
スピードメーターをぜひこの目で確かめたかったので
最前列に座りました。
座ってすぐに僕が運転手のおっちゃんに
「このバスはアウトバーンを通るか?」
と尋ねたんだが、それをきっかけに、おっちゃんとの世間話が始まった。
「ああ、通るともさ。○○や○○なんか通り越しちゃって速いもんさ。
そうじゃないと何時間かかることか!はっはー」
てなかんじでラジオの音楽番組をBGMに出発。
ちなみに、いつもではないけど、時々ラジオをかけてる路線バス、あります。
(田舎に多い)
アウトバーンに流入するも、やはり120kmまでしか出してくれませんでした。
速度制限があったみたい。
でもよく考えると、バスで200kmとか出されても怖いかも。
でも120kmで走ってても、追い越し車線をシューっと抜いていく車あるんですよねー。
とくに巨大なベンツとかポルシェとかではなく普通の大きさのアウディとか、ゴルフとか。
「この辺に『スパ』(多分、健康ランドみたいなもん。サウナとかマッサージとかあるらしい)
があるからぜひ行ってみるといいよ」
なんて道すがら案内してもらいながら、バスは南へ進みます。
途中、川を渡るとき
「これがライン川で今からフランスにはいるよ」
やはりここでもパスポートは、不必要でした。
当たり前なんだけど、ほんとにちょこっと川を渡っただけなのに、店の看板や標識
がフランス語でした。
こういうのって何回経験してもわくわくするんで、おっちゃんに
「日本は島国だから車で外国に行くのって不思議な感じ!」
と伝えときました。おっちゃんも運転しがいがある様子。
バーゼルは、以前にも書いたようにスイスの街です。
でも厳密にはバーゼル空港は「ユーロエアポート」って名前で、
バーゼル、ミュールーズ(フランス)、フライブルクの3都市の
空港という名目で、場所はフランスにあります。
しかしバーゼル空港のターミナルは
「フランスターミナル」と「スイスターミナル」に別れています。
どうやら「スイスターミナル」がフランスの中でスイスの飛び地になってるようです。
僕の乗ったバスはフランス側のターミナルに到着。
で、チェックイン後、マクドナルドでもないかいなと思い、
ターミナルを歩き回るも、カフェすら休みの様子。
(値段の高いレストランは開いていた)
なんぼなんでも、正月とはいえ、空港なんだから働こうよ
と思いつつ、スイスターミナルの方で食べ物屋を探すことに。
フランスターミナルからスイスターミナルへは、一応、
国境のようなところがあります。狭い通路になっていて、
カウンターでパスポートを見せます。
しかし僕が通るとき、係りのお兄ちゃんは電話中で、
僕がパスポートの表紙を見せただけで
「どうぞ、どうぞ」
って笑顔でジェスチャー。何回も言いますが、国境を通るのに、
はんこも押してくれないなんて、少々不安。
やはりスイスターミナルもあんまり店が開いてません。
しょうがなく適当にカフェに。
でサンドイッチを食べながら気がついたんですが、
これも当たり前かもしれないけど、
バーゼル空港のアナウンスは独→仏→英
の3ヶ国語でなされるんですが、
僕が聞いた限り、すべて一人の人でしゃべってます。
ここが空港とはいえ、やはり大陸の人は言葉に堪能だなあと実感。
で、飛行機(スイス航空)の中のアナウンスもやはり
「独仏英」。客に話しかけるときもパッパッと切り替え可能みたい。
パイロットのアナウンス(現地の気温とか)は独、仏だけでしたが。
ヒースロー空港到着。今回の訪問相手である友人Sの指示に従って
バス乗り場を探すも見つからず。
いろんな人に同じこと聞いたんですが、3回目にやっと正しい情報が得られました。
でもそれにしても、ドイツ語でしゃべらなくてもいいのって、ちょっと気が楽でした。
けっこう適当な発音でもイギリス人はわかってくれました。
ドイツで英語をしゃべるときって、聞き返されることが多いんで、
発音にはかなり気を使うんです。
やはり外国語(ドイツ人にとっての英語)よりも
母国語(イギリス人にとっての英語)のほうが
そりゃ適当に発音されても理解しやすいですよね。
一時間ほどバスにのってレディングという街に到着。
友達Sと合流後、Sの住む大学の寮に向かいます。
僕はその寮に「ゲスト」として泊まるのです。
ちゃんと一部屋確保してもらいました。
この日は空港とテレビ(BBC)でしかイギリスを実感しなかったけど
まあよし。先は長い。
04/01/01 (木) 独→仏→瑞→英
2004/01/12 // Posted in 1. 日記
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