今日の目的は「王立美術館」。マグリットを見るのです。
その前に美術館の近くの公園で写真とってたら
同じく一人で旅行中らしいイタリア人の女の子が
「写真とって」って話しかけてきた。
写真とって、これからどこに行くとか話してたら、
「ににんぐみ」の男がやってきて
「警察ですけどパスポート見せてもらえますか」
って警察手帳(らしきもの)をみせてきた。
私服だしなんかへんだなとは思ったんだけど、
この時点では判断しかねたのでとりあえず見せると、
「どのくらいいるの?」
「オランダと違ってマリファナはベルギーは違法なんだけど知ってる?」
とか聞いてきます。それにしても話し方がなんとなく粗野。けっこうあやしい。
「どこに泊まってるの?」
って聞かれたので
「それは言う必要はない」
と答えると「あ、そう」って感じで次の話題に移りました。
答えなくてもよかったんだぁ。絶対あやしい。
「最近偽札が出回ってるので検査をするからお札を見せて」
とまで言ってきた。
僕は無視して立ち去ろう(逃げよう)としたんだけど
そのイタリア人の女の子が財布を出そうとするじゃありませんか。
僕は
「だめだめ。お金出しちゃだめ」
って言ったんだけど、女の子はびびっちゃってて素直にお札を
わたしちゃいました。
男は「じゃあ検査するね」って言ってペンライトのようなもので
お札を照らします。けっこうどきどきしました。
このままこの男たちが走って逃げたら追いかけなきゃ、とか。
幸いその女の子が出したのはユーロ紙幣じゃありませんでした。
(多分、米ドル)(それなのに「検査した!」)
「じゃあOKだから」って返してくれて、やっと開放されました。
あとから女の子は
「なんだったんだろうね??こわかったー」
とまだ状況が分ってなかったのでちゃんと説明しました。
その子はそれからすぐに電車に乗ることになっていたので
その場で別れたんだけど、あれから大丈夫か、ちょっと心配です。
それにしてもガイドブックに載ってるような手口にあったのは初めてでした。
美術館やめてその女の子と行動してもよかったかな、
とも思いながら入場券を買う。
ドイツの語学学校の学生証もちゃんと通用しました。
美術館に着いたのが10:30くらいで
途中昼ごはん休憩はしたものの結局17:00の閉館まで
美術館のなかをうろうろしてました。
それからふらふらと「中央広場」に出て行って
ワッフルを買って、広場からちょっと離れたところにある小便小僧を見たり、散歩しました。
広場に戻ってきてガイドブックを見てると
ちょっと離れたところに日本人らしき旅行者が座ってる。
話しかけてみるとやはり日本人。
ロンドンに住んでるという女の子でした。
日が暮れたら広場で光のショーがあるからそれを待ってるとのこと。
僕も座って一緒に待つことにしました。
ロンドンで何してるとか、昨日はどこに行ってきたとか
話しながら1時間くらいたつも(そのとき20:30)、ショーは始まらず。
すぐそばで、絵を描いて売ってたおっちゃんに何時ごろから始まるか尋ねてみると
「21:30くらい」
とのこと。
トイレにも行きたかったし、それまで、(再び)(昨日とは別の)パブ
でビールを飲むことにしました。
21:20頃そろそろかなって広場に戻ってみても、まだ始まらない。
周りの人に聞いてみても「私たちも待ってるんだけどねー」。
再び絵描きのおっちゃんにきいてみると「もう終わったよ」って。
だまされた。
04/10/01 (土) よくある手口、美術館
2004/10/07 // Posted in 1. 日記
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