コバルトブルー

2008/06/13 // Posted in ドイツ語  

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ターナー色彩株式会社より拝借)

最近買った、アクリル絵の具12色セットに「コバルトブルー」という名前の
青色絵の具が入ってました。
コバルト、といえばなんとく青の種類なような気がするのですが
そういえば??ということで辞書。

日:【コバルト】(広辞苑より抜粋)
(ギリシア語で、鉱山の地下に住むといわれる妖魔Koboldから)
鉄族の金属元素の一。元素記号Co

独:【Kobold】(Langenscheidt学習者用独独辞典より抜粋)
kleine Gestald (in Märchen), von der man sagt, dass sie den Menschen gern
Streiche spielt.
「人間にいたずらをするのが好きだとされる(おとぎ話の)小さな妖精」

さらにウィキペディアで調べてみたところ

1737年 、ゲオルグ・ブラント(Georg Brandt、スウェーデン)により発見。
コバルトという名称と元素記号は、ドイツ語で地の妖精を意味するコーボルト(Koboldまたはkobalt)に由来する。
コバルト鉱物は冶金が困難なため、16世紀頃のドイツでは、
コーボルトが坑夫を困らせる為に魔法をかけたものとされていた。

(ドイツ語が語源かの様に書かれてるけど、
ギリシャ語からドイツ語に入って行ったんだと思います。)

ウィキペディアではコバルトという元素がどのように色の素(?)として使われるか
化学的なことが書いてあります。がもちろん語源の方が興味深い。

「妖魔」とか「魔法」とかが関係する語源を持つ名前が、化学の用語/記号として
(KoではなくCoだけど)残り、今でも使われてるっておもしろい。


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This entry was posted on 2008/06/13 at 00:37 and is filed under ドイツ語. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. You can leave a response, or trackback from your own site.

Comments (4)

  • ai より:
    こんな色の妖精がいたらきれいやね。
    妖精っていったらどうしてもティンカーベルを思い出してしまう。
    ティンカーベルの周りってきらきらしてたけど、コバルトブルーのきらきらもいいよね。
  • Ken より:
    妖精が魔法をかけたものなので妖精の色ってことじゃあないと
    思うけど、こういうのがあってもきれいやね。
  • saki より:
    そういやコバルト文庫ってのがあるよね。
    講談社だったっけ。
    コバルトってそういう意味だったのね。
  • Ken より:
    ・・・文庫、思い出しました。
    中学生の時に女子がよく図書館で借りてました。。。

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