![DSC_0035mini](http://www.27000x8j.sakura.ne.jp/wp-content/uploads/fromlivedoor/imgs/2/0/205f469a.jpg?480318)
旅行中に自分と同じように旅行してる人に話しかけて、小さなつながりのようなものを感じる、ということはこれまでにも時々あったんですが、昨日はそんな小さなつながりが僕の日常の行動範囲のなかで起こりました。
博多駅まで電車に乗ったんです。乗車駅で電車を待ってるときから、彼らのことは気になってました。大きなザックと看板として使っているであろうダンボールと、たぶん何かの楽器ケース。ダンボール看板には「ヒッチハイク」「本」「フリーハイタッチ」などの文字が見えます。なんか面白そうなことしてるんだろうなあと想像しながら博多駅に到着。ホームの階段を下りながら思い切って話しかけてみました。
聞くとこの二人の若者は歌代隼人(うたしろはやと)君と清輔なつき(きよすけなつき)君。歌代君はヒッチハイクの経験を綴った本を売りながらヒッチハイクをしてるそうで路上でフリーハイタッチも実施中。美大出身でトランペッターでもあります。一方清輔君は僕と自宅最寄り駅が同じエリアに住むエコわらしべ長者。マイ箸からスタートして物々交換をしながらエコな車プリウス入手を目指してます。また清輔君はプロの逆ヒッチハイカー(人を乗せながら移動する)の経験もあるとか。はっきりは聞いてないけど、今回は歌代君が旅行中に清輔君の家を訪れたのではないかと思われます。(歌代君のみが旅行然とした荷物を持っていたから)
なんかキーワード聞くだけでワクワクしてきて話しかけて30秒後には歌代君の本買いました。第一印象って大事だ。1冊500円。本のタイトルは『instrumental journey』。楽器(instrument)を持って、旅をする。旅を手段(instrument)として人とのコミュニケーションを求める、という意味でこんなタイトルになったのかなあと、僕は想像します(あくまで想像)。tripでもなくtourでもなくjourneyとしたところ、やはり「長い旅」になるのだろうなと感じます。
で、せっかくなので一緒に写真を撮ろう、ということになって、博多口の方に出ました。「ブログとかじゃんじゃん載せてもらっていいんで」ということで、宣伝ぽいショットを(記事末参照)。そして彼らは早速フリーハイタッチ開始。動画にとってYouTubeに載せるんだそうだ。
いやー久しぶりにわくわくするような、自分もどっか行きたくなるような、何か始めたくなるような出会いでした。皆さんも日本のどこかで彼を見かけたらハイタッチして本を手にとって見てください。「間接キス」式の考え方をすると、彼とハイタッチしたら何千人ものひととハイタッチしたことになりますよ。そして本読んだら本当のヒッチハイクの勇気が無くても脳内ヒッチハイクができます。
(彼の出発時の所持金は1500円だそうで、それは本を売ったときのおつり3回分、ということだった。本代、きっちり500円なんてケチらないで何千円か払えばよかったと後悔。歌代君、次出会った時は期待しといてください(笑))
Comments (2)
経験はお金で買えんもんね。