フォンデュ初体験

2010/03/05 // Posted in 食べ物/飲み物  

グルメ-ウィークの報告の続き。チーズフォンデュ。

なにかとヨーロッパかぶれの僕ですが、実は”ちゃんとした”チーズフォンデュは食べたことがありませんでした。”ちゃんとして”ないのは、経験があります。小学生の時に何かのテレビ番組で紹介されているのを見てフォンデュというものを知った直後、どうしてもこれがこれが食べたいと母にねだったのでした。

家族のうち誰も「本物」を食べたことがない外国料理を作るのは無謀でした。レシピを見ながら恐る恐る作ってはくれたものの、どうも白ワインが多かったみたいで、なんだかがっかり。酒味のパンではなかったのです、僕の食べたかったのは!まあでも今考えると、そもそもあまり子供の好きな料理ではないかも。で、あまりに美味しくないもんでもっと白ワインをいれると薄まって良いかもしれない、などとみんなで相談しているうちにことはひどくなっていったのでした。

というわけで今回が事実上初めてのフォンデュ。縁あって、

・スイス人料理長による

・すべてスイスより空輸された材料を使った本場フォンデュを
・吹き抜けに張り出したバルコニー席で
・格安で

食べてきました。いやー、すごかったです。ワインがすすんですすんで。しかもドイツ語を話す人達と行ったので 舌で、耳で、目で総合的にヨーロッパな時間でした。シェフと話したところによると、香り付け(Aromastoff )としてスピリッツ(たぶんキルシュヴァッサー)を入れてるんだそうです。

パンの他に、冷したゆでじゃがいも(冷たいと崩れにくい)、ブロッコリー、カリフラワーも出てきました。あ、前菜としてじゃがいものスープもきただきました。サラミが具として入ってほんのりスモークの香りがよかったです。

この日は食べ放題で注文していたので、具はなくなりしだいどんどん出されたし、また鍋のチーズもお代わり自由でした。だけど僕らの鍋(鍋は2人に1つ。僕はドイツ人女性とシェア)はお代わりするまでもなく、かなりお腹いっぱいでした。となりの鍋チーム(ドイツ人男性×2)はしっかり鍋をお代わりして平らげましたけどね。

シェフに教わったんですが、そろそろチーズがなくなるなーってころに串で鍋底をこすると、おこげが”収穫”できます。これがもう、たまらん。 片面しっとり、片面かりかりの焦げチーズ、これだけでアテになります。

もう写真のことは忘れてて後半になって(チーズが半分くらいに減っている)ちらっと1枚取りました。パンもあわせて写したけど、チーズもとろーっと絡めればよかった。

やはり予想通り、フォンデュ、気に入りました。これまで食べなかったことを後悔。福岡でも、ここ以外にもフォンデュが食べられるところはあるようなのでいろいろ試してみよう。

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