僕がドイツで住んでた街はフライブルクというところで(でもほんとは、その近郊)、
わりとフランスに近かったんです。
電車を乗り継いで1時間半くらいでストラスブールに行けた、と記憶してます。
ストラスブールで紅茶屋さんに入ったときのこと。
ちゃんとした中国風のジャスミンティーが欲しくてその店に入ったのでした。
(今考えると、なんで近所のアジア食料品店に行かなかったんだろう)
店に入って「中国のお茶はありますか?」とたずねたところ、
「まあ!あなたは中国人?」とマダムは興味津々。
本物の中国人が故郷の味を懐かしんで中国茶を求めてきた、
と想像したに違いありません。でも、残念、
「日本から来ました」。
いろいろをあれやこれや薦められて、結局一番安いジャスミンティーを買いました。
「あなた、ドイツに住んでるんだったらちょっと遠いけど、またきてね」
とスタンプカードを作ってくれたり、親切なマダム。
最後に
“Vous lisez Français ?”
と店のパンフレットのようなものを渡しながら僕に尋ねます。
その時のジェスチャーはピースサインを作ってその二本の指を
パンフレット上に這わせる感じ。
ここまでの会話はなんとか適当なフランス語でなんとなくわかった気分
だったんですが、この一言、
「フランス語は読めますか?」
の「読む」が解らなかったのです。ジェスチャーもいまいち「??」
そのうちジェスチャーに新しい動きが加わりました。
二本の指を自分の二つの目にあてて、それから文字の上へ。
!!!!
「あー、あー、リゼ、リゼ!」と心の中でやっと納得し、
「少しなら読めます」と、大げさに答え、パンフレットをいただきました。
リゼ=読む とわかった後では、あの「読む」のジェスチャーは
とても解りやすいよなあ、と納得。動きの少ない動作のジェスチャーって難しいですよね。
以下ストラスブールで撮った写真3枚。
ゴシックの建築、繊細です。
教会内部、祭壇側から入口に向かって。
暗くなっちゃたけど、ストラスブールの駅前。
「フランス語、読める?」
2007/07/11 // Posted in その他外国語, ドイツにいたときのこと
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