ヨーロッパでも教会を見つけると、とりあえず入ってみてました。
「その空間にいると落ち着く」とか「癒される」などどいうはっきりした理由はありません。
自分でもよくわからないのですが、とにかく行って、入ってみたいんです。
北京では「雍和宮(ようわきゅう)」というチベット仏教(ラマ教)の寺院に行ってみました。
地下鉄最寄り駅の「雍和宮駅」を降りたときからもう、
線香の香りがしてました。

日本の線香の香りとはちょっと違う感じ。
ワイルドな白檀がムンムンと、です。
境内にはたくさんの建物が、故宮のように一直線に連なって並んでます。
一つの殿を通り抜けると、背後にまた次の殿、そしてまたもう一つの
建物が現れるといった具合。
参拝者が景色の展開を経験するのを目論んでのことかなあと推察。

建物はやはり日本では見たことの無い雰囲気です。
赤い壁や柱に黄色の瓦、というのは故宮と同じ色の取り合わせですが、
屋根の装飾が美しい。
とても手が込んでます。
どんな宗教でも、宗教施設ってのは異世界を感じるように
できてるんだなあと僕は思いました。
どこかへの入り口の役割を果たしてるんでしょう。

修復中のお兄ちゃんを発見。
ここの壁は赤く塗るのではないのか
と思ったのですが、
この薄黄緑の塗料は防虫や防水の効果のあるものだそうで、
これを塗った後、(確かやすりをかけて←記憶あいまい)
朱を塗るのだそうです。
ところでの雍和宮の拝観料は25元(375円)。
チケットはこんなものが、小さな封筒に入ったものでした。

なんでこんなに硬いんだろうと思ったら、

なんとCD。
でも音楽のCDではなく、動画の入ったVCDでした。
僕はお経とか、そういう「おうちでチベット仏教」グッズかと
思ったたら、
雍和宮の紹介ビデオと、住職(多分)のインタビューです。
彼がしゃべってるのは、多分、チベットの言葉。初めて聞く音声でした!
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Comments (2)
紙のチケットだったら、捨てられる運命の方が高いですもんね。
おそるべし中国!
お守りとか御札じゃないから、
人によっては感じるかもしれない「重み」も無いですしね。
ちなみに5分くらいの動画でしたよ。