まだまだ中国の話してます。記憶が薄れないうちに、とは思うけど、
なんとなく、ちゃんと書かなきゃって気がして、のびのびになってます。
ちゃんとかかなきゃいけない理由はないんですけどね。
*****************
5月にNikonのD40というカメラを買って以来、デジタル一眼レフの楽しさを堪能してます。今回の旅行にももちろん持って行きました。大きなカメラ、デジタル、しかもNikonという三要素をもつD40くんは、中国ではとても目立つ存在でした。シャッターを切らなくても、カメラを持ってるだけですれ違う人に見られます。立ち止まって写真をとろうもんななら、「太好!今とったの見せて見せて」と呼び止められます。
SDカードが、足りるか足らないかのところだったので、この際買っちゃってもいいかもと思い、電器屋に行ってみたんですが、僕の欲しかったSDカード2G は日本円1万円以上。(僕は出発前にビックカメラで4000円以下で買った。)とんでもない値段です。メモリがこんな値段なんだから、デジタルカメラがどんな値段なのか想像できます。実際、今回の旅行中、デジカメを持ってる人にはあまり会いませんでした。
ところで一人旅をしてると、同じく一人旅をしてる人と知り合いになることが多いです。今回も、雍和宮(ようわきゅう)で声をかけられた人としばらく行動を共にすることになりました。 北京を旅行中の、現在日本在住の中国出身の子だったので、雍和宮でも、その後の王府井での買い物でも、言葉の面でずいぶん助けられました。みやげ物やを見て回ったりした後、夜になって「今日はたくさん歩いたからマッサージに行こう」ということになり、漢方州というマッサージ屋に行ってみました。
でも漢方州の受付を担当してた青年の情報によると地下鉄の終電は22:30くらい。今から僕達がマッサージを受け終わると確実に終電を逃します。そのマッサージ屋の最寄り駅は建国門、僕の宿の最寄り駅は和平門。その距離で深夜料金のタクシーだと、いくらくらいかかるかなんかも教えてくれました。タクシーで帰るにしては遠い場所に来ちゃってたし、ということで今回はマッサージは無し、ということに。まあ残念だけど、マッサージは日本にもあるしね。
行動を共にしてた子ともアドレスなどを交換して別れ、僕は和平門駅に着きました。改札を出たところに書いてあった注意書きの看板が面白かったので写真を撮ろうとかばんを探ってみたけど、カメラがない!かばんとは別に、買い物袋を下げてたけれど、その中にもない。失くした。本当に手が震えてました。カメラを、少なくとも手から離して置いたところは、喫茶店、ポロシャツを買ったときの試着室、などなど。たとえ思い出したにしても、あのカメラが無事なはずない。絶対に盗られる。(とっても充電器ないから、君、むだだよ、とか、いくらで売られるんだろ、と思った)しかも明日の朝の飛行機で日本に戻るから、じっくり探したりすることもできない。(保険申請するにも被害届っているかな)でも多分最後に撮ったのは、漢方州に入る直前のコンビニ店内だったから、カメラは漢方州のはず。(ここでやっと「最後に見かけたとこは?」を思い出そうとした。それまで動転して、その一番大事なことを思い出すことも思いつかなかった)でも「そんなのなかった」といわれたら、アウトだなあ。。。
漢方州の青年は英語が通じなかったので、急いでホテルに帰り、中国語で電話してもらうことにしました。(さっきまで行動を共にしてた子も中国で使える携帯は持ってなかった)途中で思いついて、とにかく英語で電話してみることに。(携帯もっててよかった)ガイドブックを見て番号を押すもつながらない。そりゃそうです、中国の国番号から押さなきゃいけないのに、日本の国番号を押してました。ホントに参ってたんです。しかもつながっても英語はまったくわかってくれません。やはり走ってホテルに。
フロントの人は英語ができるので、事情を説明して電話をしてもらうことに。しかし電話には誰も出ない様子。もう少し後でかけてみるとのことで僕は近くにあったソファーで待ってました。でもフロントのお兄ちゃん、電話をかける様子がない。僕としてはじゃんじゃんかけて欲しいのに。。。しょうがないので、自分の携帯でもう一度かけてみたところさっきの受付青年と思しき男性が出ました。とにかく”Moment please”を連呼し、手のすいてた女性スタッフに電話を渡します。”It’s emergency. Help me. I left my camera there.”とだけ言って。彼女はこんな説明でも状況を判ってくれたみたいで、何事かを中国語でしゃべります。
「カメラは何色ですか?」
女性スタッフは確認を求められた様子。
「黒、黒のニコンです」
そしてまた中国語。短いやり取りの後、僕に向かって、
「あるみたいですよ!よかったですね。いつ取りに行きます?」
「今すぐ、タクシーで」
もう即答しました。さっきタクシーに乗るのは高い、とか思ったのに。部屋に荷物を置きに行き、すぐにタクシーに乗り込み、建国門に戻りました。タクシーはちょうど天安門広場の東側を北上します。この時間になると観光客も少なくなって、本当にがらんとした様子。カメラは戻ってきても、SDカードはなくなってるかもね。だって1万円だし。。。オレンジ色のライトが照らす石畳を見ながら、あらかじめ諦めておこうとしてました。
さて漢方州にもどってみるとドアが閉まってました。でも照明は点いてたのでノックしてみると、先ほどの受付青年が出てきます。「さっき電話した、カメラを忘れた者ですけど」って言いたかったけど、そんな中国語はわかんなかったので「camera」とだけ言ってみました。青年は受付カウンターの下の戸棚から僕のカメラを出してくれます。間違いなく、僕のD40!「謝謝!」と何度も言って、うれしさのあまり、握手までしちゃいました。店を出てSDのスロットを開けてみたけど、カードはちゃんと入ってます。疑ったのが、ちょっと申し訳ない気分でした。
わりとすぐにタクシーは見つかり、「和平門の地下鉄駅まで行ってください」もすんなり中国語で通じて、ほっと安心。車はまた天安門広場にさしかかります。カメラ盗られるかもと思ってみたのを申し訳なく思ってみたり、何年か前の中国だったら盗られてたかなとか、発展のおかげか?と考えてみたり、また「あのワンタンがおいしかった」とか、今度は京劇も見てみたい、なんていろ
☆中国旅行☆万歳。
2007/09/03 // Posted in 2007年08月 中国旅行(長春・北京)
This entry was posted on 2007/09/03 at 01:57 and is filed under 2007年08月 中国旅行(長春・北京). You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. You can leave a response, or trackback from your own site.
Comments (4)
それにしてもカメラ無事でよかったですね。
その一眼レフってこないだ買ったばかりのでしょ?
すぐに買える物でもないし、本当に落ち込みました。
その落ち込みも一時的なもので済んでよかったです。
日記のファンなので出来るだけ書いてほしいなー。毎日携帯からはアクセスしてます!
自分でもいつもと違うなあとは思った。
よろしくです。