クルンテープ・プラマハーナコーン・アモーンラッタナコーシン・マヒンタラーユッタヤー・マハーディロック・ポップ・ノッパラット・ラーチャタニーブリーロム・ウドムラーチャニウェートマハーサターン・アモーンピマーン・アワターンサティット・サッカタッティヤウィサヌカムプラシット
(タイ国政府観光庁より)
という、途方もなく長い名前なのは知ってたけど、この呪文のような
固有名詞を実際に目の前で音声で聞く機会があった。
タイ北部出身の女性と話をする機会があったんだけど、本題の件について
お話してる間も、僕の頭の中は「バンコクの正式名称」でいっぱい。
「長い名前が聞きたい」!
用事も一段楽したところでトピックを「首都」に。
「『バンコク』はタイでは本当は長いんだけど『クルンテープ』と略して言うんですよね」(と聞いたことがある)
から話を始めた。
タイ人ならだれでもその長い名前は暗記している、と聞いたことがあったのだけど、
この女性(高い教育を受けている)によると、最近の若者には言えない人もいるんだそうだ。
「言って!言って!」っていうのも悪いなあと思ってたら
「全部言えますか?」と尋ねられちゃった。もちろん「言えないんです」
と答えると、「じゃあ」って感じで暗誦してくれました。
やはりカタカナでは表現しきれない微妙な音もあって、
綺麗でした。だって
イン神(インドラ、帝釈天)がウィッサヌカム神(ヴィシュヌカルマ神)に命じてお作りになった、神が権化としてお住みになる、多くの大宮殿を持ち、九宝のように楽しい王の都、最高・偉大な地、イン神の戦争のない平和な、イン神の卓越した宝石のような、偉大な天使の都。
という美しい意味を持った名前だからね。
学校で習ったりするものかと思ったら、なんと歌で覚えたんだそうだ。
街の名前が歌詞になってる、歌。すてきだ。
さっそくYouTubeで探したらあったので、どうぞ。映像がちょっとなまなましいけど。
(この記事冒頭のカタカナを見ながら是非聞いてみてください)