Appleのサイトって基本的にどの言語版も同じデザインで、感心します。
つまり(ほぼ)全て等しく翻訳されてるということ。
(ほぼ)と書いたけど、そこが僕のきになるところなのだ。
やはりどんなにがんばっても、翻訳は翻訳。100%等価にはできません。
どう違うのかが面白い。
各言語版Appleのサイトを比較、
最もホットな話題の”iPhone 3G S”のコピーを比べてみました。
日本語版のサイトを開くと、右下隅に国や地域を選ぶボタンがあります。
さて、見てみましょう。
日本語
これが、最も速く、パワフルなiPhone。
なーるほど。
英語(USA)
The fastest, most powerful iPhone yet.
この英語が上の日本語になったのだね。やはりyetは訳しにくいんだろう、
省かれてます。でも日本語のコピーを見る限り「これまでで一番・・・」
というニュアンスは(状況から)わかるからなあ。
英語(UK)
The fastest, most powerful iPhone yet.
もしかしてUKとUSAで違いがあるかなあと思ったけど、なかった。
ドイツ語(Deutschland)
Das schnellste, leistungsstärkste iPhone aller Zeiten.
やはりゲルマン系、ほぼ等価なんだけど、最後のaller Zeitenがやはりどうしても長くなってしまうので、雰囲気ちょっと変わる。
オランダ語(Nederland)
The fastest, most powerful iPhone yet.
なんと英語のコピーだった。ページの他の箇所にはオランダ語が書いてあったので、これが正式なオランダ語版なのだろう。みんな英語できるからか?僕はオランダ語でこのコピーが見たかった。
中国語(中国)
*新iPhoneのページなし。
販売しないから?
中国語(台湾)
最快速、最強大的iPhone
タイピングの都合上、日本語の文字で書いてます。日本語と同じく、yetが省かれてます。それに文末に句点がないのが気になった。
中国語(香港)
最高速、最強大的iPhone
台湾と同じ繁体字なのに、2文字目が違う!!こういう違い見つけると嬉しいです。
フランス語(France)
Le nouvel iPhone, plus rapide et plus puisant que jamais.
僕はフランス語には詳しくないのだけど、plus rapid と plus puissant の間に et があるから、英語版よりも文章っぽくみえる。
スウェーデン語(Sverige)
Den snabbaste och mest kraftfulla iPhone hittills.
うーん、やはりちょっとドイツ語に近い雰囲気があります。
いやー、面白いです。こういう各言語サイトを自動的に併記にしてくれる
道具とかないかなあ。