歌舞伎初体験

2014/02/15 // Posted in 1. 日記  

このまえ東京に行った時、おみやげを買いに歌舞座に行きました。
その時同行してた友人が実は歌舞伎のファンであることが判明し、
また、その翌々週に会った別の友人もここ数年特に頻繁に歌舞伎を観に行ってると聞くなど
周りから歌舞伎について、ぜひ!ぜひ!とのオススメを受けるチャンスが度々あったんです。
そして昨日ついに人生初の歌舞伎観劇!

これまで、なんとなく、

1.「チケット高いかもー」
2.「セリフとか聞き取れないだろう、聞き取れても理解できるのか?」
と、敷居が高いものに感じてました。

もちろん件の友人たちにも、上記の「行かない理由」は伝えてみたんだけど、

1.→「一幕見」券なる当日券があり、お手頃。1演目、だいたい千円台。
2.→配られるチラシにあらすじが載っている。言葉はそのうち聞き取れるようになる。
と励まされ(?)今回博多座に行ってみることにしました。

僕が観たのは

・「傾城反魂香(けいせいはんごんこう)」
 →わりとストーリーのあるドラマ。80分。1900円。
・「奴道成寺(やっこどうじょうじ)」
 →ストーリーはあるものの、どちらかというと踊りを見せる演目みたい。50分。1300円。
の二つです。値段もお手頃でしょ?

驚いたことに音響機械がない!ものすごく当たり前なんだろうけど、マイクとかみんな使わないんですね。

なのに、あんなに広い劇場の隅っこにいた僕のところにもはっきり聞こえる声なんです。
大きい声なのに叫んでない。しかも当然、「小さい声で喋ってる」ってシーンもあるわけで、
でもそれは実は本当に小さな声ではなく、「小さいみたいに聞こえる声」なんですよね。
どうやってるんだろ。

2演目とも、細かいストーリー展開、とくに役者本人ではなく唄の人が内容を語った部分は

分からないところもあったけど、全体を大きく邪魔することではなかったので良かった。
役者のセリフはかなりの部分、分かりました。受験勉強の古文がここでやっと活かせた感じ。

それから女形の役者さんがほんとに女性に見えたもの驚いたことの一つです。

歩き方、手の動かし方など、知らなかったらほんとに女性だと信じるだろうなあ。
小道具の持ち上げ方すらも「女らしい!」と思った瞬間もありました。

その他、

・拍子木の音は思ったより大きい。
・開演中でなければ客席で飲食可。
・一人で見に来てる人が意外と多い。
・アンコールとかはない。

などなど、ものすごく当たり前のことばかりなんですが、驚きっぱなしの観劇でした。

あいにく福岡では年に2ヶ月くらいしか歌舞伎はやってないけど、
次回も公演があるときはまた見に行こう!

This entry was posted on 2014/02/15 at 19:08 and is filed under 1. 日記. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. You can leave a response, or trackback from your own site.

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