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『どうながのプレッツェル』
2005/02/20 // Posted in 読書 | No Comments
どうながのプレッツェル
胴の長いダックスフントの話です。
お気に入りのダックスフントの女の子に気に入られるべく
いろいろと努力するのですが、なかなか報われません。
ホネを彼女にプレゼントしたときには
「プレゼントを贈るなんて誰にでもできることだわ」
っていう(趣旨の)冷たい言葉をお返しにもらっちゃいます。
(彼女、ホネはちゃっかり受け取った)
彼女が穴に落ちたときに、自慢の長い胴を活かして
彼女を救出し、めでたしめでたしとなります。
したがって、「プレゼントは誰にでもできる」発言は、
「モノではなくてココロだよ!」とも取れるのですが、
世の中の現実を示しているように思えてなりません。
だって文句つけるだけつけて受け取っちゃうんだもんな。
『チビねずくんのながーいよる』
2005/02/19 // Posted in 読書 | No Comments
チビねずくんのながーいよる
日にちがだいぶあいたけど「チビねずくん」シリーズ。
チビねずくんは風の音や蛇口から水の音が気になって眠れません。
不満を訴えるたびにオオねずくんは、風さんに静かにしてくれるように
頼んだり、蛇口を閉めなおしたりします。
チビねずくんが眠れない理由を訴える→オオねずくんが対処する
が何回か続きます。
彼らの家の調度品は人間が使うようなものです。
たとえば糸巻きを立ててテーブルにしたり。
「オオねずくんのいびきがうるさい」
という不満に対してオオねずくんは
クリップで自分の鼻をつまみます。
ちょっといたそう。
『チビねずくんのあつーいいちにち』
2005/02/05 // Posted in 読書 | No Comments
チビねずくんのあつーいいちにち
オオねずくんは、チビねずくんに仕事を手伝ってほしいんだけど、
チビねずくんは、花を摘んだりなんかしててぜんぜん手伝ってくれません。
実はチビねずくんはオオねずくんにプレゼントを作っていたのです。
どうやらイギリスの絵本らしいのですが、
「サプライズプレゼント」もよく見るテーマです。
ちびねずくんの乗るブランコが、風呂や洗面所の
栓を改造して作ったものでした。たしかに
こういうブランコ、ありそう。
『チュウリップの幻術』
2005/02/03 // Posted in 読書 | 2 Comments
チュウリップの幻術
宮沢賢治が書いたものを絵本にした本です。
この話、始めて読んだのですが、
ながーい詩だ、と思いました。
洋傘の修理をする青年と園丁
(公園や庭園の手入れを職業をする人)(←広辞苑:この言葉初めて見た)
がチュウリップの美しさに「酔う」という話です。
チュウリップを杯にみたて、乾杯したりもします。
春の賛歌、ですね。
絵は登場人物の表情もぼやかしてあるし、
庭の様子も、東洋とも西洋ともつかないかんじで、
文の「つかみ所のなさ」を上手に保ってると思います。
『きしわだのだんじりまつり』
2005/02/02 // Posted in 読書 | 2 Comments
きしわだのだんじりまつり
いやーこんな絵本があるとは。びっくりしました。
この本を図書館で見つけたとき、
すでに貸し出し限度の10冊を手に持っていたのですが、
1冊あきらめましたもんね。これをかりるために。
全国的に有名な岸和田市の祭を紹介する絵本です。
一応「あすか」という女の子の家庭を通して
祭りの進行や、人々の様子を描いて、
ストーリーにはなってるんですが、ほぼ、
祭事典ってかんじです。
「だいくがた」「まえてこ」などの図解や
「やりまわし」「みやいり」の説明もあります。
これ、大人がみても興味湧きます。
一枚のパンフレットよりもこれ一冊!と思いました。
で、また絵の細部がリアル。
やりまわしのシーンでは岸和田駅前のやしの木(ソテツ?)
が、ちゃんと縄で邪魔にならないように縛られてます。
(↑これ事実?>K嬢)
しかし気になるのは「だんじり」の表記。
以前、岸和田出身の(やはりこの祭のことを熱く語る)
友人に
「だんじりのじぃはほんまはちぃにてんてんやねんで」
っていわれたんですよね。
どうなんでしょう?(>再びK嬢)