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04/01/27 (火) 積雪

2004/01/28 // Posted in 1. 日記  |  No Comments

結構本格的な雪が降りました。
昨日の夜、道路が凍ってたんで
(霜が降りる程度、みたいな甘っちょろいもんではなく
スケートリンクのように。まともに歩けなかった。)
明日の朝は用心しなきゃなんだろうな
なんて思ってたんですが、20センチくらい積もってました。
僕の住んでいるところは、寒くはなるけど、今まであんまり積雪はありませんでした。
数センチってことは何度もあったんですけどね。
雪がこんなに積もったのでバスがちゃんと動いてるのか心配だったんだけど、
ちゃんと動いてました。遅れたけど。でも遅れるのは雪が降らなくてもだから同じだが。
自家用車もばんばん走ってましたよ。普通の速度でというわけではないけど、
僕の知ってる限りの日本では考えられないような速度です。
雪用のタイヤは装着してあるんだろうけど、見てるほうがひやひやします。
狭い道で車がやってきたときなんか、隅っこに非難したくなりました。。
車が走るような道路は早朝に除雪車がやってきてるので、
雪がざっくざく、という感じではないです。
だもんで車が雪をギュッギュ言わせながら走ってるわけではないです。
ざくざく雪を掻き分けて進む車を、僕は想像してたんです、来るまでは。
それにしても、夕方、まだ雪が降ってるのに雪かきをしてる人を
近所で見たんですが、どうせまた朝、おんなじことする羽目になるのでは・・・
と他人事ながら心配しました。

04/01/19 (月) ほんわか

2004/01/26 // Posted in 未分類  |  No Comments

学校からの帰りのバスの中に手袋を忘れてきてしまいた。
降りてすぐ気がついたんだけど、追いかけようもなかったんで
すぐにバス会社の事務所に歩いていきました。
会社が家の近くでよかったです。
事務所のある建物に入っていこうとしたら
運転手のおっちゃん(そんなにしゃべったことはないけど顔見知り)
(そんなに大きなバス会社ではないので、だいたいの運転手さんの
顔は知っている。むこうも多分覚えてるはず。このあたりにアジア人は少ないから)

「なんか用かい??」
って呼び止めてくれました。
事情を説明したら事務所の前に止まってるバスのなかを調べてもいいとのこと。
でもシートの柄が違うのでこのバスではないはず。
「キルヒツァーテンを4時半に出たバスなんですけど・・・」
と伝えると、
1.そのバスは再び運行に出ててしばらくは帰ってこない。
2.私(おっちゃん)がもうすぐしたら仕事に出る。
3.おっちゃんの便はキルヒツァーテン・シューレ(学校)を通る。
4.僕が手袋を忘れたであろうバスは、シューレから僕の家のほうに向けて走ってくる。
5.手袋バスはおっちゃんバスよりも後にシューレに到着予定。
5.僕がおっちゃんのバスに乗り、シューレで降り、手袋バスに乗り換え、
  手袋をゲットし、家に帰ってくる
というプランを説明してくれました。
ただしこの時点で僕がわかったのは、わずか2.まででした。
ドイツ語もっとできるようになりたい・・・
でもまあとにかく「ここで待て」ということはわかったんで
おとなしく待ってました。
始めは外で待ってたんだけど、おっちゃんが
「寒いからこの中に座ってな」ってバスのドアを開けてくれました。
たまたまそのおっちゃんも運転席に座って「運行報告(?)」
のようなものを記入しなきゃだったみたいです。
「日本人なの?」「働いてるの?」
なんて話題を中心に少し世間話。
記入が終わると別のバスに行くからついて来いとのこと。
「でかいワゴン車」くらいの小さめのバスに連れていかれました。
小バスに移動するる途中、ちょうど17時を過ぎたあたりだったんで、
事務所の女の子が帰宅する模様。
事務所から出てきた女の子は僕をみて「(誰?)?」という様子。
その表情にこたえておっちゃんは
“Freundschaft! Deutscland und Japan!” (友情!ドイツと日本!)
と女の子に言ってました。
ただの冗談なんだろうけど、すごく、じーんと、うれしかったです。
「いや、この人手袋なくしたらしくってね・・・」
と、(らしきことを)後でちゃんと説明してましたが。
で、小さいバスでシューレ(学校)に到着。
その学校はギムナジウムという種類の学校で11歳から19歳の子が通う
高校みたいなところです。
そのとき僕はまだ事情が飲み込めてなかったんですけど、
とにかくおっちゃんが「ついてこい」っていうんで一緒にバスを降りました。
で小バスが止まった横の乗り場(この学校には5つのバス乗り場がある)
でバスを待ってた高校生くらいの年齢の少年に
「おいそこの若いの。この人が手袋をなくしたらしく・・・」
と例のプランを説明。どうやら僕がドイツ語があまりできないんで、
「手袋バスの運転手に事情を説明するのを手伝ってあげなさい」
ということらしい。(おっちゃんと少年のやりとりは理解できた)
少年は快く引き受けてくれました。
さらにおっちゃんは僕に向かって
「今からバスが来る。その中で手袋を探す。そのバスに乗ってあなたは帰る。
この少年が手伝ってくれる」
と説明してくれました。この時点ですべてを理解。
いよいよ手袋バス到着。
少年は運転手に事情を説明してくれます。
しかし、このバスもシートの柄が、違います。僕が手袋をなくしたのはこのバスではない。
(バスは発車)
一応、念のため・・・と思って僕が座った後部ドア近辺を探すけど、やっぱりない。
きょろきょろシートのしたなんか覗いてると、なんとその少年も一緒に探してくれてる!
で、僕はあわてて「シートが違う。色が違う。」と説明。
そしたら少年はそれを運転手さんに伝えに言ってくれました。
僕たちの座ってたところに戻ってきて、運転手の言ったことを説明してくれますが、
大体しか分かりません。そこで少年は
「Do you speak English?」と英語に切り替えてくれました。
あー、英語できたのねん。。。
どうやら運転手さんいわく
「このバスじゃないなら事務所にもっかい行った方がいいんではないか」
ということらしいかったです。
いつものように、自分のバス停(アドラー)の直前のバス停を過ぎて「停車」ボタン
を押したんだけど、バスは違う方向に曲がっていくではありませんか。
おっちゃん、このバスに乗って帰れって言ったのに・・・
と軽く途方にくれてると、察して、少年が訪ねてくれます。
「どこに帰るんですか?」
「アドラー」
「このバスはちょっと寄り道するんです。
でもまたこの道を戻ってくるんで、このまま乗ってればアドラーに着きますよ」
たまたまそのバスは、僕のいつものルートからはずれ、
ちょこっと寄り道をして別のバス停で客を降ろしてから、いつものルートに戻る
という便だったみたい。
最後、僕がアドラーで降りる直前にも、そのバス会社の事務所の場所を
少年は英語で説明してくれました。(僕は知ってたんだが・・・)
ふたたび事務所へ。
旅行会社もかねた事務所には僕よりすこし年上くらいの男性がいました。
「手袋を忘れまして、乗ったバスは・・・」
とがんばってドイツ語で説明したにもかかわらず
「バスは何時間が戻ってこないから、明日また来てくださいますか?
その方が確実に見つかると思います。もしくはお電話でもかまいません。
電話番号はご存知ですか?このパンフレット、あ、スキーツアーのパンフレット
なんですけどね、ここに電話番号かいてますから、明日、もう一度この番号に
かけてみてくださいますか?」
と、するっと英語で言ってくれました。
ドイツに来てからずっと感じてたんだけど、
親切って、ほんとうに人の心をあったかくします。
外国に来ると、ほんとうに、人の親切がうれしいです。

04/01/14 (水) アリストテレス

2004/01/26 // Posted in 未分類  |  No Comments

今日も友達についていく、の日でした。
Yくんにくっついて大学の授業に出てきました。
文学の授業で、今日はとくにアリストテレスの話題が中心でした。
授業はもちろんドイツ語で行われるんだけど、95%わかりませんでした。
2時間の授業だったんだけど、わからない話を2時間きくのは、やはりつらいっすね。
いや、でも気分は味わってきました。というかいろいろ観察してきました。
日本の大学と違うところ:
・黒板をあまり使わない
・OHPをよく使う(先生によるらしい)
・演壇が教室前方右隅にある。
・飲み物持込可。
・何百人か入るような大きい教室であるにもかかわらず、
「先生、そこもう一度お願いします(言ってください)」とか平気で言える雰囲気。
授業の最後、先生に拍手するような意味合いで、みんな、
机をノックするようにたたくんですが、もうすぐ終わるぞ、
って雰囲気のとき、もうすでに教室の隅っこから
「ドドドドドドドドン」
て聞こえてました。
やはりドイツ語わかっても2時間はきついのかなーと思いました。

04/01/13 (火) 歌のレッスン

2004/01/26 // Posted in 未分類  |  No Comments

クラスの友達Sちゃんは音大受験生。唄が専門です。
今日はSちゃんの唄のレッスンについていってみました。
レッスンは見学可であるということを聞いて、即決、同行しました。
先生のお家でレッスンでした。場所は、僕のいつも使う駅から、
僕の家のある方向とは逆方面に向かうバスで少し行ったところでした。
お家の(半)地下室がレッスン室です。僕は次の生徒さんが座る
ようにおいてあるソファにすわります。
まず発声練習。
僕は「あはははは(ドミソミド)」みたいのかなと思ってたんだけど、
(ソーミードーーーーの音階で)「アーゥワー」って声を出したり
「ドーナーーゥ(ドナウ川)」って歌ったりしてました。
ちなみに「ライン」とは言いませんでした。
一年以上ぶりに、クラシックの唄を聴いたんですけど、
「クラシック用の歌い声って、色が濃いな」
と思いました。しっかり、濃度がある、という感じ。

04/01/07 (水) ショートブレッド

2004/01/26 // Posted in 1. 日記  |  No Comments

今日はドイツに帰る日です。
飛行機が昼過ぎの便だったんで、ロンドンに行く暇はありません。
ということで、午前中のみ、ふたたびORACLEというショッピングモールへ。
なんだかんだいって「消費文化」に漬かってるんですよね、僕。
それと、お土産を買いにスーパーに行きました。
紅茶、ウスターソース、チョコレート、ショートブレッドなどなど。
ショートブレッドなんですが、友達のイギリス土産で食べたことはあったんですが、
うまいっす。
ブレッドって名前だけど、クッキーです。
形も硬さもカロリーメイトに似てます。というかカロリーメイトが後発なんだろうけど。
で、用途も同じく、ちょっと小腹がすいたときに最適です。
これまた同じく、カロリーも高そうですが。
レディングから空港までのバス、飛行機の中とほとんどずっと寝てたんですが、
途中飛行機の中で、チラッと目が覚めたとき、アルプス(多分)がみえました。
遠くに、ほんの小さく、なんですけどね。
もちろん雪をかぶっていて、うっすら、夕日でオレンジ色でした。
僕の目線と同じくらいかな、ってくらいの高さでした。

04/01/06 (火) ナショナル・ギャラリー 

2004/01/26 // Posted in 1. 日記  |  No Comments

ふたたび友人Sと行動の日。
今日の目的地はナショナルギャラリーです。
ここは純粋に美術館。絵が主な展示物。
やはりこの美術館も、「日本とちがうなー」ってのが第一印象でした。
無料だし、建物の気合の入り方が違います。純粋に大きいってのも、
そう思わせた理由かもしれないけど。
僕にとっていちばん興味深かったのは、キリストが尋問されてるところを
描いた絵でした。
誰が描いたのか忘れてしまったんだけど、
他の宗教画と違って、キリストに人間味をえらく感じました。
他の宗教画がよくないと言ってるわけではないんだけど、
その絵のキリストはとくに「生身の生きた人」を感じさせるものがあったんです。
美術館のあと、フィッシュアンドチップスをたべた。
パブではなくカフェで食べたんでちょっとこじゃれた雰囲気の中での
フィッシュアンドチップスだったんですが、おいしかったです。
魚フライの衣が、軽くてさくさく。僕は知らなかったんですが、
イギリスではフィッシュアンドチップスには酢をかけて食べます。
ドイツにも一応、ファストフードショップのような店に
フィッシュアンドチップスは、あることはあるんだけど、
酢はかけません。タルタルソールのようなもんがついてきます。
もちろん、やはりドイツの、よりも今日食べたものの方が
断然おいしかったです。

04/01/05 (月) テイト・モダン 

2004/01/26 // Posted in 1. 日記  |  No Comments

今日も単独行動の日。
テートモダン美術館の日です。
この美術館も無料でした。写真は不可でしたが。。。、
発電所を改造して作った美術館だそうで、
入ってすぐのホール、「タービンホール」に、ホントに息を飲みました。
多分ほんとにタービンがあったんであろうホールに、
太陽が浮かんでる(ように見える)んです。
薄暗く、天井の高い(そのように見えるように細工がしてある)ホールに
オレンジ色の巨大な円の光が浮いてました。
人間の心臓を、なんとなく、連想しました。
今日のお気に入りの一枚はサルバドール・ダリのものです。
一枚の絵なんだけど、4こまに割って描かれていました。
「オチ」があるってわけじゃないんだけど、
うーん、とうならせられるような一枚。
時間は動いてる
というのがその絵に対する感想。
大英博物館ほど大きな美術館ではないので
2時間ほどで見て回れました。
で最後にやはりタービンルームが気になってもう一度、行きました。
しばらく寝っころがって(みんなそうやってた)、太陽を眺めてました。

04/01/04 (日) 大英博物館

2004/01/26 // Posted in 1. 日記  |  No Comments

今日は単独行動の日。
大英博物館の日です。
この博物館、入場料無料だし、写真、撮り放題。
びっくりです。
もちろん、募金箱のようなものはおいてありましたけどね。
スイスのバーゼルの美術館でもそう思ったんだけど、
ヨーロッパって、美術館、博物館に対する考え方が
根本的に日本と異なってると思います。
こういうこというと外国かぶれみたいでいやなんだけど、
やはり美術館博物館はヨーロッパのほうが規模がでかいです。
建物や展示物もそうだけど、なんというか、「入れ込みよう」みたいな点で。
そんなに人が多くて込んでる印象はなかったけど、
人気展示物の「ロゼッタストーン」や「ミイラ」の前は何回とおっても
人が集まってました。
僕は「ギリシア」のコーナーがいちばん気に入りました。
パルテノン神殿の彫刻(というか屋根の一部)をそのまま展示してあるんだけど、
よくこんなん持ってくるよなー、という大きさなんです。
そのほかにも、とにかく大きくて大理石でできたものがずらっと並んでました。
で、僕が「ギリシア」の中でもとくに面白いと思ったのは「人形」です。
パルテノン神殿(の一部)みたいな大きな展示物が目立つんだけど、
ちょっと奥のほうに行くと、当時の一般生活用品も展示してありました。
そのなかで「おもちゃ」のコーナーがあって、さいころやボードゲーム
などに混じって「人形」がありました。
一見「のろい」にでも使いそうな感じの、ただの人の形をして
中につめものをした布なんだけど、なんともかわいかったんです。
たしかに、もう古いから清潔な感じはしないんだけど、
これで遊んでる子供を想像するとかわいいなって。
ヨーロッパの中世の時計なんかもからくりが面白かったんだけど、
やはり「人形」がいちばんのヒットでした。
それにしてもエジプトの、大きな、石でできた門なんか
をそのまま持って帰ってきた大英帝国って根性すわってるなーと思った
大英博物館でした。

04/01/03 (土) 飲茶

2004/01/26 // Posted in 1. 日記  |  No Comments

今日こそは、って感じで友人Sとロンドンへ。
SがBBCのショップにあるビデオを買いに行くというので同行。
途中テムズ川のそばを歩いたりして「いかにも」な景色を見てきました。
天気も曇ってて、想像してたとおりのロンドンです。
はやい夕ご飯、というか遅い昼ごはんに、チャイナタウンで
飲茶を食べました。
なんか麺類もほしいよね、ってことになって、適当にたのんだのが
なんと、「皿うどん(かたやきそば)」そのまんま。
ほたてかなーと最初思った、白いものは白身魚のつくねのようなものでした。
「あん」の味も濃くも薄くもなくちょうどいい具合で、麺も香ばしく、カラッと。
絶妙。えび餃子なんかにしてもそうだけど、
日本で食べる中華料理にかなり近かったです。
チャイナタウンのスーパーでは湯葉(中国製)を売ってました。
フライブルクにもアジア食品専門スーパーはあるけど、
湯葉は見たことなかったですねー。ここもやはり品揃えはフライブルクに勝ってます。
ちなみにチャイナタウン自体の大きさは、だいたい神戸の南京町くらいでした。
横浜よりは小さいな、という印象。
で夕ご飯は家で食べました。
そういえば昨日から、スーパーで買ったギネスを、食事の時に飲んでます。

04/01/02 (金) スーパー

2004/01/26 // Posted in 1. 日記  |  No Comments

結局昨日はかなり夜遅くまで友人と話していたため、
今日の起床は10時過ぎ。まあ4年ぶりの再会だしね。
まあ遅いスタートだし、ということもあって、
今日はレディングの街を見て回ることに決定。
TESCOっていうスーパーに行きました。
旅行先では観光地も楽しみなんだけど、
現地のスーパーに行くのも、僕にとって重要な目的です。
やっぱり、イギリスのスーパーとドイツのスーパーは違う。
日本にいたときは「ヨーロッパ」って一くくりにしてたんだけど、
来てみると違います。
レディングという街が僕の住んでいる(正確にはちょっと離れてるが)
フライブルクよりも大きいからか、スーパーも大きかったです。
広大な駐車場があって、平屋の建物で、入り口の近くにコーヒーショップがあったりします。
とにかくザーッと広い。
品揃えもドイツと違う。まず、野菜の種類が豊富です。
フライブルクのスーパーの品揃えが特に悪いだけかもしれないけど。
ほうれん草、レタスなど、葉っぱものが充実してるなという印象。
それと何といっても、「できあい」のものがたくさんあった。
レンジで温めれば食べられるようなスパゲッティとかね。
ちょっとつけあわせにするようなおかずもパックに入って、売ってました。
ドイツは、全然ではないけど、出来合いのもの、ほっとんどないんです。
健康にはいいのかもしれないけど、ものすごくおなかがすいて急いでるときなど、
大変です。
スーパーのあと、一旦荷物を置きに帰って、ORACLEというモールにも行った。
小さな川沿いにあって、なんとなくキャナルシティっぽい。
いくつかのデパート、レストラン、映画館が主な施設。
HMV、スターバックス、ティンバーランド、無印などもあって、まさにキャナルシティー。
もう「消費万歳!」なにおいぷんぷん。
ドイツでも、大きな街に行けば違うのかも知れないけど、
こういう施設、
ドイツではあんまり見たことなかったんで、なんかもう、わくわく。
とくに何にも買ってないんだけど、十分満足でした。
日本にいるときは「買った人が幸せになる」と暗に言ってるような買い物施設が
いやで、そんなん疲れるだけじゃんとか思ってたんだけど、
やはり、こういうの、「ちょっと落ち着くかも」と思ってしまいました。

04/01/01 (木) 独→仏→瑞→英

2004/01/12 // Posted in 1. 日記  |  No Comments

昼ごろおきて友達の家を後にし、バーゼル空港へ。
フライブルク駅からバーゼル空港までの乗客はなんと僕を含めて二人。
まあ正月だしね。
僕はバスがアウトバーンを通るはずだとふみ、
スピードメーターをぜひこの目で確かめたかったので
最前列に座りました。
座ってすぐに僕が運転手のおっちゃんに
「このバスはアウトバーンを通るか?」
と尋ねたんだが、それをきっかけに、おっちゃんとの世間話が始まった。
「ああ、通るともさ。○○や○○なんか通り越しちゃって速いもんさ。
そうじゃないと何時間かかることか!はっはー」
てなかんじでラジオの音楽番組をBGMに出発。
ちなみに、いつもではないけど、時々ラジオをかけてる路線バス、あります。
(田舎に多い)
アウトバーンに流入するも、やはり120kmまでしか出してくれませんでした。
速度制限があったみたい。
でもよく考えると、バスで200kmとか出されても怖いかも。
でも120kmで走ってても、追い越し車線をシューっと抜いていく車あるんですよねー。
とくに巨大なベンツとかポルシェとかではなく普通の大きさのアウディとか、ゴルフとか。
「この辺に『スパ』(多分、健康ランドみたいなもん。サウナとかマッサージとかあるらしい)
があるからぜひ行ってみるといいよ」
なんて道すがら案内してもらいながら、バスは南へ進みます。
途中、川を渡るとき
「これがライン川で今からフランスにはいるよ」
やはりここでもパスポートは、不必要でした。
当たり前なんだけど、ほんとにちょこっと川を渡っただけなのに、店の看板や標識
がフランス語でした。
こういうのって何回経験してもわくわくするんで、おっちゃんに
「日本は島国だから車で外国に行くのって不思議な感じ!」
と伝えときました。おっちゃんも運転しがいがある様子。
バーゼルは、以前にも書いたようにスイスの街です。
でも厳密にはバーゼル空港は「ユーロエアポート」って名前で、
バーゼル、ミュールーズ(フランス)、フライブルクの3都市の
空港という名目で、場所はフランスにあります。
しかしバーゼル空港のターミナルは
「フランスターミナル」と「スイスターミナル」に別れています。
どうやら「スイスターミナル」がフランスの中でスイスの飛び地になってるようです。
僕の乗ったバスはフランス側のターミナルに到着。
で、チェックイン後、マクドナルドでもないかいなと思い、
ターミナルを歩き回るも、カフェすら休みの様子。
(値段の高いレストランは開いていた)
なんぼなんでも、正月とはいえ、空港なんだから働こうよ
と思いつつ、スイスターミナルの方で食べ物屋を探すことに。
フランスターミナルからスイスターミナルへは、一応、
国境のようなところがあります。狭い通路になっていて、
カウンターでパスポートを見せます。
しかし僕が通るとき、係りのお兄ちゃんは電話中で、
僕がパスポートの表紙を見せただけで
「どうぞ、どうぞ」
って笑顔でジェスチャー。何回も言いますが、国境を通るのに、
はんこも押してくれないなんて、少々不安。
やはりスイスターミナルもあんまり店が開いてません。
しょうがなく適当にカフェに。
でサンドイッチを食べながら気がついたんですが、
これも当たり前かもしれないけど、
バーゼル空港のアナウンスは独→仏→英
の3ヶ国語でなされるんですが、
僕が聞いた限り、すべて一人の人でしゃべってます。
ここが空港とはいえ、やはり大陸の人は言葉に堪能だなあと実感。
で、飛行機(スイス航空)の中のアナウンスもやはり
「独仏英」。客に話しかけるときもパッパッと切り替え可能みたい。
パイロットのアナウンス(現地の気温とか)は独、仏だけでしたが。
ヒースロー空港到着。今回の訪問相手である友人Sの指示に従って
バス乗り場を探すも見つからず。
いろんな人に同じこと聞いたんですが、3回目にやっと正しい情報が得られました。
でもそれにしても、ドイツ語でしゃべらなくてもいいのって、ちょっと気が楽でした。
けっこう適当な発音でもイギリス人はわかってくれました。
ドイツで英語をしゃべるときって、聞き返されることが多いんで、
発音にはかなり気を使うんです。
やはり外国語(ドイツ人にとっての英語)よりも
母国語(イギリス人にとっての英語)のほうが
そりゃ適当に発音されても理解しやすいですよね。
一時間ほどバスにのってレディングという街に到着。
友達Sと合流後、Sの住む大学の寮に向かいます。
僕はその寮に「ゲスト」として泊まるのです。
ちゃんと一部屋確保してもらいました。
この日は空港とテレビ(BBC)でしかイギリスを実感しなかったけど
まあよし。先は長い。

03/12/31 (水) 大晦日の花火

2004/01/12 // Posted in 1. 日記  |  No Comments

友人Yが僕の家に遊びに来た。
で、とんかつのようなものを作り、
22時ごろからだらだら歩いて街へ。
(街まで9キロ)
(僕が住んでるのが田舎な上に大晦日なもんでバス、電車がない)
目的は花火!
前々から、「ドイツでは正月に花火」
って聞いてたんです。
てっきり日本の花火大会のようなものが行われるのかと
思いきや、友人Yが旅行案内所で確かめたところ、
個人的にみんなが花火をやるだけとのこと。
「なーんだ、そんだけ?」
という僕の感想に対し、Yは
「案内所で大晦日の花火の写真を見せてもらったけどすごかったって」
と主張。
本当にすごかったです。危ないくらい。
日本では考えられないような規模の(個人的)打ち上げ花火なんです。
もちろん、日本の花火大会の打ち上げ花火には勝ちませんが、
十分、十分。5階建ての建物より高く上がります。
それを街中、みんなが歩きながらやるんです。
しかも、まあ、ある種お祭りだから、普段よりも人通りが多い。
したがって、結構歩いてるだけで危ないです。
また、花火に加えて、爆竹に火をつけては、あらゆる方向に投げます。
(民家の窓に向かって投げてるのも見た)
(民家の窓から道路に向かって投げてるのも見た)
僕らは小高い丘に登ったんですが、街の、文字通り
いたるところから花火が上がってました。
一つ一つの規模はそうでもないんだけど、
あんだけたくさんの場所から一度に、ってのは
初めて見ました。
教会の鐘も普段よりも派手に鳴ってたようだけど、
花火の音に負けちゃってました。
花火は空になったワインのビンなどに立てて打ち上げます。
そして使い終わったビンは蹴っ飛ばしたり投げたりするので
そこらじゅう空き瓶、割れたガラス、花火の燃えカス、
中途半端に消えた爆竹など、危険がいっぱいです。
年に1回とはいえ、すごいはしゃぎようでした。
こういうところでみんなストレス発散か?