ガイドブック的な風景だ、とは思うものの、やはり惹かれます。「作った」 ヨーロッパ(的な景色)なのにあまり違和感を感じない。


宮崎では伊勢エビを食べました。最近まで知らなかったけど、伊勢エビは宮崎の名物なんだそうだ。三重だけかと思ってました。炭火で焼く前の状態。苦手な人がいたらすみませんが、このエビ、まだ動いでます。ときどき、動きすぎて転びます。新鮮な魚介類は大好きだし、ありがたく食べますが、で、食べた後にこういうこと言うのもなんですが、動く甲殻類はちょっとこわい。
貝も炭火で焼きます。サザエはそこまで好きではないんですが、これは美味しいと思いました。ちなみに隣の隣のテーブルでは地元のおばちゃんたちがパック2リットルパック焼酎と魚介類で盛り上がってました。かなり盛大に。店員のおばちゃんも巻き込んで(多分知り合い)。のどか、のどか。
店先には出番を待つエビたち。こうして文章にしてると自分は残酷か、とも思いますが、おいしく、ありがたく食べたので許す、と言ってくれることを望みます。
店の前の単線無人駅も旅情豊かだった。
で、チキン南蛮を食べにいったのが「おぐら」。宮崎のチキン南蛮発の元祖のお店。
もんのすごいタルタルの量でしょ?マヨネーズでもないし、タマゴタマゴもしてないし、不思議なソースでした。でもやはりタルタル。甘酢にもくぐらせてあるとのことで、爽やかな感じはします。肉は鶏の胸肉を使っているそうで、普通よく食べるお昼の弁当なんあかにあるようなチキン南蛮とは異なって、歯ごたえがある感じ。
シンプルなメニュー。「チキン南蛮ください」というとウェイトレスのおばちゃんは「ナンバン○枚!」とオーダーを通します。
おしゃれ照明に白い蛍光灯の電球がはまってたりして、食堂の雰囲気満点。紙ナプキンも、もちろんチューリップ型に折られてます。
めくったら「そこはデザートだから見なくてよい」と注意までされる。
「あなたは一人だから、これとこれがいいと思う。エビチャーハンとエビチャーハン=18元
銀魚スープ=18元青島ビールはやはりドイツのビールに似てるなあ。甘い。
食事終了。トイレの場所を尋ねると、
「一度1階に下りて3階に上がれ」とのこと。僕、中国語はほとんどわからないんですが、旅行中の会話とのきは、はなぜか相手の言いたいことはわかるんです。そういうことないですか?聞いてる中国語はわからないんですが、内容がZIPされ、未知なる音声に載って僕の脳みそにやってきて、そこで解凍(理解)される感じ。
ところでこの「銀魚」、シロウオとかちりめんじゃこみたいな感じの魚でした。3cmくらいのがたくさん沈んでました。身を楽しむとかではなく、風味に貢献する食材だと思う。シャンツァイも効いてて、ああ中華!と嬉しくなりました。チャーハンの味は覚えてないや。あ、でもパラパラ、つぶつぶしてたのでやはり中華料理だ、と思った記憶はあります。べたっとはしてませんでした。
そしてトイレへ向かう階段。
デュッセルドルフからアウトバーンで1時間半くらい。南西の方向に進みます。ナビがあるのに迷いながらも到着。
礼拝堂用の駐車場がありました。僕らの他に車は1台のみ。意外と人が少ない。トイレもありました。ちなみにこの”TOI TOI”の簡易トイレはドイツでよく見ます。
日本でいうと「あぜみち」。畑のなかを歩いていきます。駐車場が遠いというのも設計の一部なのかな。歩いていくというのにも意味あるのかな。
遠くに見えきた!グレーのコンクリートの、四角いの。が、しかし道は真っ直ぐではありません。左にまがります。
道端にはアザミ。
まだ咲いているものも。もうしばらく歩いたような気がするけど、礼拝堂は近くなる気がしません。見えてるのに。
独: ZUR KAPELLE
英: TO THE CHAPELやっと正面に到着!この畑のただ中にこのシャープな形、しかもコンクリート色。存在感が強烈です。
この礼拝堂の建築方法に驚きました。まず木材をすきまなくテント型に組み、室内の壁兼天井とします。その木材の上から50センチずつ、コンクリートを流し込んだのですが、この作業には住民も参加しながら1年ほどの時間が費やされました。そしてなんと、最後にその木材をコンクリートの壁から剥がすために炭焼きにしました。最後に焼いちゃうってところ、どうやったら思いつくんだろう。
壁の黒い点は、明かり取りの穴。ガラス玉が埋め込まれてます。プラネタリウムみたいなのかな。さて中に入ってみようとドアに手をかけたものの、開きません。ドアの横には小さなプレートがあり、月曜は休みとのこと!今日は月曜日!礼拝堂に休みがあるとは。みんな月曜日だってお祈りはしたいんじゃないのか。ということで中は見られませんでした。またもう一度ここに来なさい、という思し召し、ということにします。
明かり取りの穴から中を見てみたけど、よく見えない。中に入られないからぐるぐると周り何回もめぐりました。
でもものすごく残念な悲しい気持ちにはなりませんでした。この景色のせいか。また来ればいい。そこにちょうど近所の人が犬の散歩に来てました。「どこから来たの?」と尋ねられたので「日本から」と答えると、今日が月曜であることに心底同情してくれて、この近くにあるバート・ミュンスター・アイフェル(Bad Münstereifel)という街に行くことを勧めてくれました。そこは中世の姿がそのまま残ってて、美し教会があるから、と。「ここから2キロくらいだから歩いていくといいよ」と向こうの方を指さしました。「その道を真っ直ぐ東に行って、大きな交差点にでたら右に曲がるとすぐだよ」。僕らはとにかくその街に行ってみることにしました。すでにちょっと歩いたし、散歩はもういいか、ということで車で行くことにして駐車場へ戻ります。
予定外の中世の街も気になるけど、やはり月曜日なのが、あーあ。何度も振り返っちゃいます。
駐車場も余計に遠く感じます。
もう秋の気配。まあいいや、また来ます。
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