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桃色大吉|太宰府天満宮

2009/01/26 // Posted in 1. 日記, 日本語  |  5 Comments

DSC_0141mini

太宰府天満宮でおみくじ(今年初めて)引いたら大吉!
この神社のおみくじの紙の色は行く度に変わります。
六月には紫の紙だったような気がするのですが、季節に合わせてるのかなあ。

太宰府天満宮のおみくじには必ず和歌が書いてあります。
僕の大吉の歌は、この神社に祀られてる菅原道真のもの。

東風吹かば匂いおこせよ梅の花あるじなしとて春な忘れそ

「京都においてきちゃた梅の木さん、僕は遠く西国の太宰府に来ちゃったけど
東風がふいたらその花の香りを届けてくださいね。
僕がいないからといって春を忘れて花を咲かせないなんてことのないようにね。」

という歌を菅原道真が詠んだところ、その梅は一夜にして
都から太宰府まで飛んできた、という伝説があります。

社殿の向かって右に、その「飛梅(とびうめ)」は今でも生きてて
早春に白い花をつけます。

一月に(ちなみにこの日は中国の正月)
桃色の紙の大吉をひいて
この歌に歌われてる梅の木の前で
おみくじ読むのってかなりめでたい、と嬉しくなりました。

=== 文法 ====

な・・・そ  → ・・・するな(禁止)

*「・・・」の部分の活用は諸説あるようなので、割愛。

==========

韓国語フレーズ|隔靴掻痒

2008/11/17 // Posted in その他外国語, 日本語  |  4 Comments

ソウルに留学経験のあるS子と電話でしゃべった。
ここぞとばかりに韓国語フレーズをいろいろ教えてもらいました。

パン モゴッソヨ?|ごはんは食べましたか?

アンニョンハシムニカ?という挨拶のあとに、これ、よく付け足すらしい。
ご飯を食べたか否かというのは重要なことらしく、時間に関係なく、
「もう食べたか?」と尋ねるんだそうだ。

깍아 주세요. カッカジュセヨ|(値段を)まけてください。

どうなんだろ、そんなに交渉がきく機会はないとは思うが、覚えてみよう。
他にもいろいろ教えてもらったけど、とりあえず、ふたつ。

************************************
↑の「カッカ」をきいてから、「カッカ」という音が頭から離れない。
で、「隔靴掻痒(カッカヨウソウ)」という四字熟語を思い出した。
音が面白く、意味と成り立ちに「そりゃそうだ」と納得したので、
記憶に残ってるのです。
この四字熟語に初めて出会ったのは、確か高校のときの漢字テスト。

******** 大辞林より **************
 かっかそうよう 【隔靴掻痒】
〔「無門関(序)」より。靴の上からかゆいところをかく、の意から〕
思いどおりにいかなくて、もどかしいこと。「―の感」

「定期」|いろんな意味がある

2008/10/24 // Posted in 日本語  |  5 Comments

何ヶ月かにわたる期間限定のイベントが行われて、
そのイベントに関するニュースレターが定期発行されてましたよ、
という趣旨の文章を読んで。

英語が母国語で、すばらしく日本語のできるSくんもその文章を読みました。
そのことについてSくんと話をしていたところ、なんかズレがあるのを感じたので、
お互いの理解してることを確認してみたところ、
「定期」の部分を “limited time” と理解してた模様。
「えーなんでー」と思ったけど、立ち止まって考えてみると、「定期」には、
確かに “limited time” って意味、ありますよね。
→例:定期刑、定期預金

当然のように
「定期」=”regular/regulary”
でしょと思ってたけど、どちらもありえますよね。

大辞林によると
ていき 【定期】
(1)期間・期限があらかじめ定まっていること。
「―に開催する」
(2)「定期乗車券」の略。
(3)「定期預金」の略。

大辞泉によると
1 あることが行われる時期が定まっていること。
   また、一定の期間や期限。「―演奏」「―点検」
2 「定期乗車券」の略。「―入れ」
3 「定期預金」の略。

とのこと。大辞林の(1)や大辞泉の1にあるように、やはり日本語では
「定期」の”limited time” と “regular/regulary”の意味は分けて考えない
のかなあ。

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しょう|性|症

2008/08/06 // Posted in 日本語  |  No Comments

「どうも心配性で」
と書こうとしてたらタイプミスしたので、「心配」+「しょう」と分けて変換してたら、
間違って
「どうも心配で」
って書いちゃった。(すぐに直したけど)

状況を踏まえた意味を考えると「症」でもいいような気もするが、
二者には大きな隔たりがある、と思う。
似てるようで大きく違うよなあ。

祐筆(右筆)「ゆうひつ」|=代わりに書く人

2008/07/15 // Posted in 日本語  |  No Comments

最近知った言葉。

(広辞苑より)
ゆうひつ【祐筆・右筆】
①筆をとって文を書くこと。
②武家の職名。貴人に侍して文書を書くことをつかさどった人。ものかき。
③文筆に長じた人。文書にたずさわる者。文官。

**********************************************************
上司の大学時代の話をきいてたときに出てきた言葉。
その上司の大学時代の先生が「ある方の祐筆だった」、というので
この言葉を知りました。この場合は②番。

英語のお手紙を代筆するときも筆だったそうです。



「すがた」と「かたち」|日本と西洋

2008/04/18 // Posted in 日本語  |  No Comments

日本文化にとても詳しいフランス人と話す機会がありました。
翻訳や著述を職業としてる人です。
語彙やイントネーションまで、きれいな日本語で
日本のことを日本以外の国に伝える難しさを語ってくれました。

おっしゃるに、
「日本人は日本人のことを『あいまいだ』というけれども、
それは間違っている。自分達の中でははっきりと明確なものを
持っている。はっきりと『かたち』で表現する国の人々に
『すがた』で物事を表現する国、日本のことを伝えるのは非常に難しい。
今でもまだ答えを持たない」。

***********************
そういえば「すがた」と「かたち」の違いって考えたことない。
辞書を引いて、特に気になったところを抜粋してみます。

+広辞苑+
すがた【姿】

(抽象的なものも含めて)全体的なありさま。

かたち【形・容】

②中身や働きに対して、外形。形式。


+漢字源+
姿
①すがた。人の顔やからだのようす。転じて広く、ものの形やようす


①かたち。外にあらわれた姿。
④かたち。人間のからだ。(対)⇒心。

*********************************************
ぼんやり、なんとなく、イメージがつかめてきた気分です。
「すがた」の「全体的」「ようす」なんかがキーワードかと思われます。
(抽象的なものも含めて)ってのも「なるほど」でした。
直接にはわかりにくく、説明しづらい、全体としての・・・・
というところでしょうか。
日本人に特徴的な感受性って説明することを前提としてないよなあ、とは
思っていたので、ほんのちょっとだけ、つながった感じがします。
それから、「形」が「心」の対義語にもなるってのは驚きでした。

*********************************************
ちょっと横道にそれる発見ですが、漢字源で「かたち」を検索すると
「形」「容」「状」「象」「貌」「皃」
と6個もヒット!


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足らない/足りない

2008/02/23 // Posted in 日本語  |  2 Comments

「~が足らない・・・あ、足りないので、」
と言い直した人がいたので、そういえば、と思って検索。

結果:
足らない→ラ行五段活用「足る」の未然形+「ない」 もと四段活用
足りない→ラ行上一段活用「足りる」の未然形+「ない」 近世江戸語以降

・どちらも間違いではないが、「足りない」の方が、現代では一般的。
・ただし、「舌足らず」「寸足らず」など「~ず」に続く場合は「足ら」。
 →「~ず」が古語的な言い方だから。

参考にしたページ
Excite 大辞林 第二版 (三省堂)「足りる」
Excite 大辞林 第二版 (三省堂)「足る」
NHK総合文化研究所

*************************************
どっちでもいいみたいです。なんだ。
古めの言い方か現代風の言い方かという違い、
例えば「先んずる/先んじる」は雰囲気の差が感じられるけど、
「足らない/足りない」はあまり差が無いように思えるなあ。

上に紹介したNHKのページにあったのだけど、
「方言というわけではないけど、ある地方限定で一般的」、という
表現があるんですねえ。


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「放念する」の意味|上田敏『うづまき』

2008/02/16 // Posted in 日本語  |  No Comments

放念】(ほうねん)
気にかけないこと。心配しないこと。放心。

「どうぞ御―下さい」「無憂―の郷(さと)/うづまき(敏)」

以上、大辞林 第二版 (三省堂)「ほうねん」より

************************************************

知らなかったから調べました、というだけのことなんです。
で辞書に載ってた最後の「うづまき(敏)」ですが、どうやら
上田敏の『うづまき』という小説のことのようです。
大学のときに上田敏の訳したものには結構ふれた(読まされた)けど、
直接書かれたものは読んだことないなあ。

Wikipediaによると「自伝的小説」だそうな。



語源のはなし | 「元も子も無い」

2007/12/04 // Posted in 日本語  |  No Comments

自分が知らなかっただなんですけどね。
青字=大辞林 第二版 (三省堂)より引用。
黒字=僕が書きました。

もともこもない【元も子も無い】
「元」は元金、「子」は利息の意〕
利益ばかりか元手まで失う。何もかもすっかりなくす。

「元手も利子もなくなったら、そりゃもともこもないね」とえらく納得した。
ついでにこの際、「語呂の良い(と僕が思う)慣用句」を調べてみました。

にっちもさっちも 【二進も三進も】
〔算盤(そろばん)用語から〕
どうにもできないさま。どう勘定しても。どう工夫しても。
「―行かない(=行キヅマッテ動キガトレナイ)」

そろばん用語で「二進」「三進」は、それぞれ「2÷2」「3÷3」のことらしく、
つまりすっきり割り切れることだそうな。

しどろ-もどろ
乱れたさま。特に話の調子や論理が整わないさま。
「―な答弁」「―の千鳥足/幇間(潤一郎)」

↑語源は、はっきりしたことはわかりませんでした。(ネット軽く調べた限りでは)
「もどろ」は乱れた様をあらわす「しどろ」を強調しただけ、
という説明が有力ですが。

めちゃめちゃ/めちゃくちゃ/むちゃくちゃ
「むちゃ」が転じて「めちゃ」になったか?
「くちゃ」はただの強調のようです。
無茶/目茶/滅茶/苦茶 いずれも「当て字」。

************************************************:
「しどろもどろ」の項目で、谷崎潤一郎が下の名前で引用されてるのに驚いた。


ネットで調べられることを寄せ集めただけですが、
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落語を初めて生で聞く。

2007/04/30 // Posted in 1. 日記, 日本語  |  4 Comments

あるお寺で催された、古今亭駿菊さんの落語会に行ってきました。
このお寺のご住職と、仕事を通して知り合いになり、誘っていただいたのです。

この落語会はお寺の「花祭り」のイベントのひとつです。
(このお寺では4月8日ではなく、29日に「花祭り」です)

多分、本堂のような、広い座敷でやるんだろうなあとは思ってたんですが、
どういうセッティングか、楽しみでした。
噺家さんは壇に背を向けるのか?
お寺のお堂だからお客さんと同じ高さに座るのか?とか。

靴を脱ぐところで、小さなお像に甘茶をかけ、本堂に入ると、
高座は右手に設置してありました。
(ダイニングテーブルに布をかけたもの!)
で、お客さんはみんなミギムケミギです。

住職がおっしゃってましたが、落語は噺家のひざがみんなから見えるのが
ちょうどよい高さだそうで、このダイニングテーブルがちょうど、だそうです。

ライブ落語は初体験だったのですが、ほんとに笑えます。
どうも落語っていうと、飛行機の中でミュージックチャンネルを変えるときに
耳を通り過ぎて「地味だ」という記憶だけ残ってたり、
「笑点」で、「うーむ、うまくオチましたね(拍手+座布団)」
みたいな印象があるんで
”あっはっは”
なのは想像できなかったんです。でも、ほんと笑えますよ。
一人の人間だけが話してるのに、登場人物たちがいきいきと会話して、
トントンとストーリーがすすみます。
だから話「芸」っていうんだね、と納得しました。

少しの休憩を挟んだだけで、90分近くしゃべるってのもすごいよなあ。


********
噺家さんたちは、地方にお仕事で行くことは
「旅」、
プライベートで遊びにいくことは
「旅行」
と言い分けてるそうです。
どうして言い分けるのかわからないけど、へー、な話題でした。

拝承する

2007/04/11 // Posted in 日本語  |  2 Comments

【拝承する】
⇒聞く事、承知することの謙譲語。
つつしんでうけたまわること。

31歳の僕ですが、「拝承する」は知りませんでした。
仕事でもらったメールに書いてあった。
見たら意味はわかるんだけどねえ。
音だけだったらわからなかったかも。