旅行4日目の昼ごはん。
旅行前から熟読していた
『大上海』を頼りに佳家湯包(ジアジアタンパオ)という食堂に行きました。「湯包」とは、字の表すとおり、中にスープの入った包み物です。「小龍包」と同じか?と思いましたが、
Wikipediaによると
湯包(タンバオ)は、中国で食べられる一種の中華まん。中にスープが入っている。小龍包(シャオロンバオ)と異なるのは、小龍包より一回り大きく、スープの味に重点を置く。一部の店で出される湯包はストローを使って中のスープを飲む。
とのこと。でもそうかな、これ大きかったかな。
この佳家湯包という店は『大上海』によると割りと大きな通りに面していたんですがなっかなか見つかりませんでした。コンビニのおばちゃんや駐車場の管理人のおじさんや通りがかりのお姉さんに尋ねてみたりしました。トータルで8人くらいに尋ねたかなあ。確かに地図の示す場所に着いたんだけど、店はない。
「○○はどこですか?」
というのは中国語で言えるし地図も見せたりしたから、僕が佳家湯包に行きたがっていて場所がわかってないから教えて欲しがっている、というのは理解してもらえるんですが、でも相手の言ってることがわからんわからん。さっきの人と同じこと言ってるのかどうかすらわからないので、何が正しい情報なのか、そもそも情報を与えられたのかすらわかりません。
いろいろ説明されて、「○○路」とか「まっすぐ」「右」とか「近い」とかごく断片的に理解したところによるとどうも佳家湯包は別の場所にあるらしいということがだんだんわかってきました。宝飾店のおばさんに尋ねていたところ、奥のカウンターからおじさんも出てきてあれやこれや、自分の胸を叩きながら何かを自慢げに言ってました。「自信を持って薦める」とか「小さいころからよく行ってる店だ」とか言ってるのかなあと勝手に解釈。でもまあとにかく口頭じゃあ解からないので「書いて!書いて!」とメモ帳を広げてせがんだ結果、
「麗園路」
と書いてくれました(「路」=ストリート)。でももしかしたら「佳家湯包はなくなったから、別の店に行け、ここを薦める」と親切にしてくれてるのかもと思いながら、とにかく麗園路を目指しました。途中でさらに何人もの人に「麗園路、麗園路」と繰り返し求め尋ねた結果、到着!佳家湯包がありました。
確かに新しそうな店構えだったので、最近移ってきたのでしょう。白い壁がまぶしかったです。
僕の注文したのは「エビの湯包」(中国語名忘れた)。
もっともベーシックそうなものを最初は注文したんだけど、「ない」とのこと。メモ帳に書いてくれたところによると、「8:00前」。朝の8時までしか売ってないんでしょうね。てか朝からみんな湯包なんだ。
しばらく待ってやってきた僕の湯包。12個入りで10元(約150円)!タレを入れる皿も一緒に蒸されてくるんですが、皿が熱過ぎて取り出すのに苦労しました。ちなみにタレは酢が多めの酢醤油。ちょっと八角の香りもします。
猫舌の僕ですががんばって食べました。エビは殻ごとつぶしてあるようで、ところどころしゃりしゃり、殻の歯ごたえ。ぷりぷりはしなかったですが、風味豊かでした。
しかしこれが150円。豫園の有名な小龍包屋さんみたいに混んでないし、オススメです。
↑住所と電話番号。このテーブルに貼ってあった説明書きによると「お持ち帰り」もできるようで、家での調理方法が書いてありました。
(この様に店の電話番号を書く場合は、だいたい携帯の番号も書いてあった)